心がホッとする、自然がある。ひとがいる。

私は、地方に就職してUターンでこちらに帰ってきたのですが、県外にいた頃も定期的に地元に帰っていました。電車で地元に帰るとき。地元に近づくに連れて自然が見えてくると、どこか懐かしい気持ちになり、心の中でホッとしていました。Uターンで帰ってきた時は、家族や友人、地域の方々が「よく戻ってきてくれたなあ！」と話してくれ、気持ちが和らぎ、このまちの人たちの人柄の良さを感じました。『損をして徳を積む』ではありませんが、そういった考えの方が多く、そういった所から助け合い精神が出ているのかなと思います。人口は3万人を切るため、世間が狭く、良い話も悪い話もよく伝わります（笑）学生時分には知らなかった人の温かさを改めて感じ、この自然豊富な町に帰ってきて良かったと思っています。

「来てくれて、助かった。」心が通った瞬間でした。

あまりお話をしたことがないアパートのオーナー様よりお電話があり、「自分の物件の共有部の掃除をしていたら、エレベーターの下に水が入っていることに気づき困っている！」とご連絡を受けました。私自身、他の業務が立て込んでおり、内心「今はちょっと‥」と思いましたが、私で何か役に立てる事があればと思い、すぐに現場へ駆け付けました。現場では、オーナー様と汚れ仕事をすることになり、スーツが少し汚れてしまったのですが、それよりも作業が終わった後、「来てくれて助かった！ありがとう！」と言って下さったことが嬉しく、心が通った瞬間だと思いました。こういった事を踏まえ、長年お世話になるオーナー様には、お電話やメールだけではなく、思いを伝えるためには自らが現場に足を運ぶことが大切だと実感しました。事務仕事だけでは分からない事が、現場にはたくさんあると思います。