転換。
(新宿にて イルミネーション)
アパートマンションの見るところ、これはたくさんありまして、、、
費用でいうと
「金額」敷金・礼金・仲介手数料・家財保険・賃貸保証料・家賃・共益費・駐車料・CATV代・区費etc…
「条件」入退去時の修繕費用精算方法などがあります。
室内条件でいうと
「設備」セパレートor3点ユニット・下水浄or浄化槽or汲取り・TVモニターホンorインターホンorチャイム・追炊き風呂or自動湯張りor手動湯張り、併せてガス給湯or電気温水器or灯油ボイラーorバランス釜etc…
「間取り」リビングが12帖・ウォークインクローゼットである・カウンターキッチンである・洋室or和室orカーペット・靴箱がある・洗濯干し場が広いetc…
「方角(日当たり)」リビングの向き、洗濯物干し場の向き
外部条件でいうと
「方角(日当たり)」向かいに建物がある、山があるetc…
「交通」駅に近い、駐車場の出入りがしやすいetc…
「利便」スーパー・コンビニ・病院・図書館・コインランドリーetc…
「地域」学校・公園etc…
「娯楽」銭湯・パチンコ・カラオケetc…
以上、思いつくまま書き上げてみましたが、別の切り口で記載することも出来ると思います。
同じアパートマンションでもお部屋によって見える風景や湿度や室温が違いますから、どれもがオンリーワンです。
今までは物件。
一転、入居者様のお立場。
これもというか、こちらの方が多種多様でありまして、1組とない組み合わせであります。
一つとないアパートマンションと入居者様のマッチング。
どちらかといえば入居者様の希望を何割か削って、そげ落してアパートマンションの条件に合わせていただくような感もあるのですが、私はそんな一方的な感じは受けません。
なぜか。
アパートマンションも入居者様を選んでいるのです。
例えば、あるアパートの1階に音に敏感な入居者様がいるとします。
ファミリーが入ったら…子供が走るので当然ダメ。
新婚さん…主人の帰りが遅いと、その階段の靴音が気になるとのこと。
一人暮らし…これもやはりダメ。
さぁ、どんな方がこの人の上階に住めると思いますか?
「いやいや、その人自身が共同住宅に向いてないんですよ」
そうかもしれません。
「用途変更して倉庫にすれば?」
経営の判断によると思います。
「1階の方の身内もしくは上司に入居頂く」
そんなこと出来ますかね…。
少し途方に暮れてしまいました。
私なりの結論。
「音に敏感な人が入居すればいい」
です。
賛否両論あるかもしれませんが、お互い静かな空間を求め合っているのであれば、それはそれでニーズが発生する訳です。「お互い静かに暮らそうね」ということです。
(家主様からは「顧客が限定されるではないか。困る」と言われそうですが。)
こう考えますと、「人が住まいをつくる」というものがぼんやり見えてきます。
一人が玄関扉にリース飾りをつけると、周囲の扉にもリースが付く。
あるお部屋の方が裏庭に植木鉢を置くと、向かいの庭にも緑が増える。
逆に、まわりポストに名札が付けてなければ、自分も名札を付けないでしょう。
「人が住まいをつくる」
そんな気持ちになってきましたか?
良くも悪くも人次第。
何かここにヒントがありそうですね。
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