《 ゲストルーム日記 21 |
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2008年2月21日
原因究明。
(樹立Ⅰのある風景 ※以下の文とは全く関係ありません。)
マンションの入居者様から
「夜中、『カンカン』と音がする」
という一報を受け、2週間が経ちました。
報を受けて間もなく、実際音を聞きに行ったり、業者に見に行ってもらったりと継続して調査を進めてまいりました。
本日19時、私含め総勢8名で原因究明にお部屋訪問。
1DKのそのお部屋の玄関には靴が収まりきらず、2足余りはみだす状態。
上階の入居者様に許可を頂き、上階にも上がりその音の原因をつきとめます。
『カンカン』という音は、上下の部屋と部屋の間から聞こえてきます。
下の階の天井、上の階の床からです。
目星はつけておりまして、「お湯を流すと音が鳴る。但し、お湯を流すのをやめても時間差で音が鳴る」ということです。
音が鳴る時間帯はAM2時をまわる時もあるそうで、お互いにお湯を使う時間帯ではありません。
よって、「どうやらお湯(給排水管)にまつわる現象だ」という見解です。
早速、上階でお湯を流します。
しばらくすると…『カンカン』鳴ってきました。
下の階で天井にもぐりこんだ業者さんがチェック。
「どうやらこの辺で音が鳴っている」ところを絞っていく。
お湯を止める。
しばらく音は続く。
「水を流してください」
と指示がありました。
その指示を聞いて「なるほど、核心に近づいてきたな」と感じました。
手探りの状況であれば、そんな指示はできないからです。
早速、水を流すと…
『カンカン』
「動いた!」
下から設備業者の声が響きます。
「給水管ではなくて、排水管です。お湯や水によって急激に膨張が繰り返された際、排水管のまわりのモルタルに触れて音がなるのです」
とのこと。
通常は、排水管とモルタルの間にはクリアランス(隙間)があるが、このマンションの場合は無い。構造上、クリアランスを作りにくい場所に排水管である、そうです。
かつ「冬」だから問題があります。
「冬」は気温が低いため、排水管が収縮する。
そこにお湯を流せば、急激に膨張しモルタルと擦れる。
又、お湯の使用を止めると、気温が低いせいで急激に収縮しモルタルと擦れる。
逆に「夏」は気温が高いため、排水管は常に膨張した状態。
そこにお湯や水を流しても多少の温度変化の為、排水管の収縮の幅は小さい。
と、こういうことです。
他の部屋でも多少同じような状況が起こっているであろう、がこの部屋に関しては主立って改善が必要と判断。修繕計画を提示してもらい、入居者様と打ち合わせをしていきます。
原因究明、その次は原因改善です。
投稿者 hiratafudousan : 2008年2月21日 20:30
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