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2008年1月 2日
不動産業界の今年。
(2008年1月2日 店舗庇の雪解けと青空)
多くの業界で、業界新聞というものが存在します。
当然、この不動産業界でも新聞があります。
賃貸住宅新聞、住宅新報(他にありますが当社購読は左2誌)。
元旦号は、情報の厚みを増して届けられます。
時代を反映した記事が掲載。
広告も時代を反映しています。
私なりに気付いた点を以下に記載致しました。
1、市場のニーズに応える業者、近年では賃貸保証会社が急激な発展をしており、一面広告を数社独占しておりました。今後賃貸保証制度(※)普及の中で、商品力と業務遂行能力(サポート力)が高い業者が残っていくことと思います。
(※連帯保証人という人的担保。これは、少子化・人間関係の希薄化・自立思考の高まりによりその意味が薄れつつあります。そこで賃貸保証制度の普及が望まれています。賃貸保証会社に審査を依頼し保証料を支払い、入居希望者の担保となる。要するに連帯保証人に代わる制度です。)
2、女性の不動産業界進出。
今まで「不動産は男の職場」というイメージでしたが、近年女性の活躍がめまぐるしくなってまいりました。アメリカでは不動産業界における女性従事者は過半数を超えます。不動産先進国のアメリカの様子を鑑みても女性の活躍が期待されます。
当社は、男性3人・女性7人。
とっても先進的(?)です。
開拓や買収は男性に向いているようですが、賃貸管理の地道で緻密な作業は繊細な女性に向いているようです。アパートをお探しのお客様の決定権のほとんどが奥様が握っていることからも、「女性の視点」というのがますます重要になってくるでしょう。
ここで営業社員に希望をいえば、もっと現場に足を運び空室の設備等の内的条件、住環境や周りの施設など外的条件の知識を豊富にして欲しいというところです。
そのことにより、お客様に対するアドバイスも一歩踏み込んだものに変わるからです。
3、不透明な常識の崩壊です。
今、京都における「更新料は不当である」という裁判について、論議が交わされていますが、「通例」「慣例」というものの恐ろしさを表しています。
ふと第三者の視点から見て?がある、それに対して誠心誠意答えることが出来なければそれはそれで筋が通らなくなります。この問題に関しては順次論議が交わされ、それに付随して類似条件が一つ一つ覆されるか、地盤を築くか様々でしょうが、常に当社の位置を正しきところに置いていかねばと思います。
4、賃貸住宅のメリットをもっともっと輝かしていくのも、この業界には必要なこと。例えば、一人暮らし(ワンルーム)→結婚・出産(1LDK)→子育て(2LDK)→発育(一戸建て)→巣立ち(2LDK)→退職→介護…賃貸はスムーズな住み換えが出来ること、これがメリットだと思います。
入居時の煩雑な手続き、退去時の不明な徴収金…契約時に連帯保証人に印鑑証明をとってもらう手間を省き、賃貸保証会社の導入を半数以上の物件においてしております。又、解約の立会いや承諾の上での精算等、家主様と入居者様の利害反するところの線引きを責任もってさせていただいております。
本年も、業界の透明化と新サービスの開発に努める所存でございます。
どうかご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
投稿者 hiratafudousan : 2008年1月 2日 11:53
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